ピロリ菌｜草加市獨協大学前〈草加松原〉旧松原団地駅の内科 胃カメラ 大腸内視鏡は水野クリニック

ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ菌）の治療はこれまで、主に「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」などが対象でしたが、平成25年2月からピロリ菌感染による「胃炎」に対しても保険適応となりました。

ピロリ菌は、胃を守る胃粘液層に生息する細菌で、胃粘膜に炎症を起こし慢性胃炎や消化性潰瘍の原因となります。さらには「ヘリコバクター・ピロリ菌感染胃炎」が胃がんの発生に強く関係することが分かっております。早期胃がんの内視鏡治療後では、ピロリ菌を除菌することで、新たな胃がんの発症が大幅に減ることが明らかとなりました。

治療としては、通常三種類の薬剤を1週間内服します。菌が薬剤に耐性を持っている場合があるので、一次除菌で完全に除菌できる方は約80％程度で、全ての人が除菌できるわけではありません。内服治療後、１－３か月後に除菌判定の検査をいたします。（この検査は内視鏡が必要なく、呼気試験で判定しております。）除菌できなかった一部の方には、２次除菌も保険適応となっております。

「ヘリコバクター・ピロリ菌感染胃炎」の除菌治療に対する保険適応には、胃内視鏡検査が必要です。ご希望の方は診察時にご相談ください。